
ここでは日本において増加しているHIVや淋病、クラミジアをはじめ感染リスクが 高い性感染症を中心に紹介していきたいと思います。
【HIV(エイズ)】
AIDS(エイズ)は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス=human immunodeficiency virus)の感染による ウイルス感染症で、免疫力を極端に低下させます。これまでは感染したら死ぬしかない病気と されてきましたが、今では薬で病気の発症を押さえることができるため死の病ではなくなっています。
【カンジダ膣炎】
女性に最も多い性病。ストレスなどで抵抗力が落ちることで膣内に常在している菌が増殖して 症状がでます。性交渉がなくても起きるのが特徴です。男性は女性から感染します。
【クラミジア】
若い女性を中心に急速に増えているのがこのクラミジアです。性交渉によって男女ともに感染 しますがほとんど自覚症状がないため次々と感染していくというのが問題になっています。 放置すると男性は副睾丸炎や慢性前立腺炎、女性は子宮内膜炎、卵管炎、腹膜炎などの病気に 発展し、女性は不妊症や子宮外妊娠や流産・早産を起こす可能性が高くなります。
【性器ヘルペス】
クラミジアについで女性の感染者数の多い性感染症が性器ヘルペスです。発症には急性型と 再発型の2通りあり、再発頻度も高く治療に非常に時間がかかります。
【尖形コンジローム】
男女ともに性器から肛門にかけて白またはピンク色のイボがカリフラワーのような形に なってできます。イボの原因はヒトパピローマウイルスというもので大半が良性型のもの ですが、悪性だと女性では子宮頸がんの原因に、男性では陰茎がんの発症にかかわります。
【梅毒】
梅毒トレポネーマを病原体とする全身性、慢性感染症ですがペニシリンなどの抗生物質を 飲み薬や注射で投与することで治ります。潜伏期間が長いので感染に気づかないことが多いです。
【毛じらみ・疥癬】
シラミが原因のもの。毛じらみが毛の根元に寄生し吸血することで激しいかゆみに襲われます。 感染者との性交渉だけでなく、他人とのシーツや布団、下着や衣類の共用などでも感染します。
【淋病】
性交渉によって感染する典型的な性感染症。排尿時に痛みや熱っぽさを覚え、尿道から黄色い 膿が出るようになります。治療が遅れると慢性化し、前立腺や精のう腺を侵し、前立腺炎や 副睾丸炎を併発することもあります。